June 26, 2006

『世界が日本を必要としている/高橋乗宣(ビジネス社)』

先週は長谷川慶太郎先生の本を読んだと言いましたが、その続きで高橋乗宣さんの本を読みました。
 ご承知のように長谷川慶太郎さんの本は「毎年楽観 日本は良くなる」という主張なのに対し、この高橋乗宣さんは「毎年ますます悪くなる」ということで有名です。
 
 ちなみに以前聞いた話ですが、経営予測で必ず当たる方法がある。それは、良くなるか悪くなるか同じ方向で常に言い続けることだ。そうすれば、景気は上がったり下がったりするのだから必ずどこかの時点で当たると言われているそうです。

 バブル崩壊後この高橋乗宣さんは注目を浴び出した人ですが、それは一貫して悪くなるという主張だったからです。私は読んでいて気持ちが良くなる本しか読みたくないので、ますます悪くなるという本は読まないようにしているのですが(どうせ将来のことはわからないのですから今の気持ちだけでも気分がいい方がいいと思っているから)、久方ぶりに『世界が日本を必要としている』という高橋乗宣さんにしては珍しいタイトルの本だったので読もうと思いました。
 帯では、「2007年以降もフォローの風は吹く 日本経済は100年に1度の好ステージに立っている!」というものも付いています。
 残念ながら、その中身は本のタイトルとは裏腹に一般的に日本経済の弱点と考えられていること、日本経済の格差の拡大、失われた10年、危機迫る双子の赤字のアメリカ、日本経済が直面する人口減少、財政赤字、格差問題・・・ということが書かれてあり、どういうふうに読んだら「これから100年に1度の好ステージに立っている」ということとどう結びつくのかわからない本の内容でした。

 そう言えば、本棚を覗くと、この方の本で『2005年日米経済世界同時失速の年になる!(東洋経済新報社)』という本がありまして、2004年11月25日発行でした。少なくとも2005年は日本経済は良かったわけですのでちょっと気分が良くなりました。

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June 21, 2006

超「格差拡大」時代を読む

『超「格差拡大」時代/長谷川慶太郎著(東洋経済新報社)』を読む

長谷川慶太郎さんの本は、講演がそのまま本になったような感じですのでよく読むのですが、最近言っていることは一貫しています。

デフレは続く。日本の技術は強い。デフレが生じるのは米国の力が強いからである。米国の力は3つに表される。①軍事力②金融市場(ニューヨーク)③政治力
従って、たとえ米国に輸入赤字があってもその米国に輸出してドルを獲得した国(日本や中国)は、結局その獲得した資金の運用をニューヨーク金融市場に持ってこざるを得ない。従って、ドルを印刷できる米国の力は衰えないという論法です。
特に、この本では大型の過去の歴史を見ても平和な時代にはデフレになり、且つ、平和の時代が長く続くときに超大型の投資が始まるということが述べられています。具体的には一番大きいのはロシアから海を越えて海の中にパイプラインをひいてイギリスまで天然ガスを運ぶというパイプラインの話です。ちなみにこの建設資金は140兆円という巨額になり、こういう設備投資は政治的安定がないとできない・・・等が書いてあります。
日本の技術に対する信頼性などの話もあり、気分のよくなる本です。

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February 03, 2006

『すごい会議/大橋禅太郎著』を読む

タイトルがおもしろそうで 薄い本でしたので購入してみました。

印象に残った言葉

会議で発表するときは紙に書いてから発表する。
理由は、会議で主導権をとる人の影響を受けにくいとのことである。


具体的な手順としては、①会議の目的を確認する、②今達成できていることをまず考える
問題点をリストアップするのだが、問題を単に問題としてリストアップしない。

例)現行の製品が売れていない問題を「どのようにすれば~できるか」という疑問文に置き換える。
「どのようにすれば製品が売れるか?」
そして、更に日本一という言葉を入れる。
「どのようにすれば日本一売れる製品になるのか?」

そして最後に、言えなかった、口に出せなかった問題点をリストアップしていくというようなやり方である。

なお、この本の著者、大橋禅太郎氏は会議についてのコーチングをやっているようです。

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